TMCAは、がん治療臨床40年の歴史の中で、医療機関や大学病院から治療できないとされた、進行がん・末期がん患者6,000人の治療・検査と、22,000人以上の予知・予防を行ってきた実績から、従来の画像診断では検出できないがんを診断する日本発祥の検査法で、米国・EUでも特許を出願しています。

この検査法は、米国国立がん研究所(National Cancer Institute、米国国立がん研究所)と全米で最も優れた病院とされるメイヨー・クリニック(Mayo Clinic)において、1986年より2年間にわたりダブルブラインド・テスト(二重盲検比較臨床試験)が行われ、多変量解析により87.5%の確率で判定することができるという驚異の精度が証明されました。

現在ではさらに精度が上がっており、通常画像検査では発見きない微小ながん細胞も、高い確率で発見できるようになっています。

また、その結果を踏まえ超早期のがん対策も行うことが可能になりました。


日本国特許庁 特許第6080184号

平成29年1月27日登録

「がんの一生を分類する際に用いるデータ採取方法」

3つのマーカー

医療関係者も含めて誤った認識がみられますが、がんはがん細胞(腫瘍マーカー)だけで増殖するものではありません。

がんの状態を正しく知るには、

  • 特異マーカー:がん細胞にともなって増えるもの(胎児)に反応する
1.胎児(特異マーカーで反応)
  • 増殖マーカー:「新生がん血管」という栄養を供給する血管(絨毛・臍帯血管)に反応する
2.血管(増殖マーカーで反応)
  • 関連マーカー:がん細胞を支える「間質」という。胎児の(胎盤)に反応する
3.胎盤(関連マーカーで反応)

以上の、がんに関わる3つの組織がそれぞれ発生させる物質を計測することにより、精密な検査が実現されるのです。

オーダーメイド医療としてのTMCA検診

今までのがん医療では、がんといえば外科・病理学の担当、がん予防といえば公衆衛生学になり、腫瘍マーカーといえば生化学といったように、それぞれの専門分野ごとに研究を進めているのが現状で、そこには個々の人間を見るという概念がありません。

近年ようやくオーダーメイド医療(個別化医療)という考え方が浸透してきましたが、TMCAは早い段階からそれを実践してきました。

TMCAはまさに個々の全身の健康状態を知ることができ、オーダーメイドで予知予防を実現した検査方法です。

現在、がんの診断に、主にCT などの「画像診断」を主な手段としています。

しかし、実際は「どうもがんが疑わしい‥」とされていても、診断できない事がよくあります。
 ※ 癌の誤診は非常に多いです。手術をして癌ではなく単なる炎症の場合もよくあります

また、「画像診断」はがんの大きさが、10㎜(1cm)以上にならないと、検出することが難しいのです。 
TMCA検診は当院の小林常雄 医師が約30年来アメリカのジョンズ・ホプキンス大学(JHU)との共同研究にもより研究・開発、実践してきた方法なのです。 

その精度に、当時のナンシー・レーガン大統領夫人の働きにより、1986~1988年アメリカの、NCI(米国国立がん研究所)と、メイヨークリニック(米国の著名な病院)にて二重盲検比較試験 が行われ、初期がんに対しての感受性が、「87.5%」という高い精度であることが証明されました。

この「87.5%」という数字は驚くべき数字なのです。通常の血液の腫瘍マーカー検査では初期がんは2割程度しか分からないのです
この【腫瘍マーカー総合検診(TMCA検診)】に関しましては、世界的ながんの学術雑誌:CANCER 誌 に1994年に
CANCER  MEDICINE 誌 に2018年に掲載されました。そして今日までに2万1000人以上の検診実績があります。